最終更新日:
2011年05月30日
趣味・AV−音質レポート その2(アンプ)
試聴用 リファレンスDVD/CD/LD/Disc.の詳細はここをクリック
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かなり重たいページなので、表示までに時間がかかります!
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6RA8
真空管パワーアンプのオーバーホール
34年前の1976年に自作した、6RA8
P.P.真空管パワーアンプのオーバーホール(Overhaul)をしました(2011年2月)。作業記事はココ。
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Marantz
AV8003
AVプリアンプ
Marantz AVプリアンプ
AV8003 を購入しました(2008年8月)。
AVコントロールアンプは、SONY
TA-E9000ESを1999年6月から使用してきました。音質が非常に良いので、買い替えを躊躇していましたが、さすがに、HDMIをサポートしていないし、Blu-ray関連のデコーダー(HDオーディオ)が無いなどで、買い替えを決意しました。
あわせて、機器間接続用HDMIケーブル
Audioquest
HDMI-X/1.0mも購入しました。
DENON
AVP-A1HDや、Pioneer
SC-LX90を検討しましたが、セパレート・アンプであること、コスト・パフォーマンスが良いことを考慮し、AV8003にしました。
SONYはオーディオ・メーカーではないので検討対象に入れませんでした(イヤミ)。パソコンと液晶テレビのメーカーです。
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さて、AV8003の第1印象:
第1印象は大きなもので、これで大部分が決まります。
取扱説明書の表紙の紙がペラペラの安物でがっかり。Function セレクタとボリュームを回すときの感触が最悪の安物の感触。AV8003はマニア向けの高額商品。もっと、細かいところにも、気を配ってください。それとも、本体の設計で全エネルギーを使い果たしたのかな!?……情けない。 それと、おまけにAM/FMチューナーが内蔵されてますが、これは絶対不要。”レシーバー”と言いたかったのでしょうが…(”レシーバー”は安物の代名詞)。 発熱量の割には、放熱用の穴が多すぎる。これで、シールド出来てるのかな?パワーアンプのケースを流用してるのかな?
さらに、操作性の悪さ。Functionセレクタをどちらに回せばよいか判らない。例えば、DVDを聞いてて、次にNetworkを聞きたい場合、右に回すのか?左に回すのか?。それと、音量ボリュームを、最大から最小にするのに、2回転以上回さないとだめ。こんな最悪ボリュームは初めて。リモコンで操作をすることが前提なのでしょうが、安物では
ない機器です。本質ではないことですが、設計者のポリシーが判りません。
プリアンプの設置は、ケーブルの本数が多いため、とっても大変。でも、とりあえず音を聞きたいので、ネットワーク(DLNA)の設定を行い、ヘッドホーンでMP3を聞きました。まずは、今時代の先端を行くネットワーク・ミュージック・プレーヤとしてデビュー!。
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ネットワーク・ミュージック・プレーヤとしての音質: 今日はいよいよ、オーディオ・システムに接続し音質を評価します。視聴用システムの構成は、ココを参照。とはいっても、ネットワーク・サーバーにはMP3ファイルしかありません。MP3は音楽の細かいニュアンスを圧縮により失ってしまいます。ましてや、空気感なんかはまったくなくなります。LPCMやWAVファイルを再生するのであれば、また違った印象になるのでしょうが、それではファイルサイズが大きくなりすぎ。MP3はバックグラウンド・ミュージック用として割り切って使うと、便利です。
AV
Review誌2010年4月号の記事の中で、日本光電のHIT-100
(Hyper Isolation
Transformer)ネットワーク分離装置の紹介が載っていました。早速、AV8003とLANケーブルの間に取り付けたところ、驚くほど音質が良くなりました。周波数帯域も広がり、音に厚みが出てきました。
これなら、ネットワーク・オーデイオ、しかも圧縮音声(MP3)でも、捨てたものでは無いなと感じました。詳細なインプレはここ。(2010年3月)
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今日は、永年の垢の掃除も兼ねて、設置を行いました。関連記事−その1にも記載したように、前のAVプリアンプを購入して、10年。その間、インターフェースはアナログからデジタルに変わってきました。DVDやVCRの接続を、その都度、変更するのですが、古いケーブルもそのままにしていました。今回、不要ケーブルの撤去や、ケーブル類へのラベリングも行いました。結線図はココ。
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さて2ch.<LPCM>の音質レポート:
このクラスになると、問題点もなく、価格相応の満足できるレベルです。特に、チャンネル・セパレーション(定位)は非常に良いレベルです。しかし、パッシブ・プリアンプと比較すると、空気感の表現力が少なく、音の粒立ちがいまいち、と言うところでしょうか。レポートを書きにくいアンプですね!決して悪くはないのだけれど、特徴(目立つ点)が無い……。
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AV8003のシステムセットアップ
5.1ch.になると、システム設定が必要になります。特に、スピーカーの設定は必須になります。まずは、今までのTA-E9000ESで使用していたパラメータを、”マニュアル”でそのまま入力しました(下表)。
<SPEAKER SIZE>
THX SPKR : NO
SUB W : NONE
FRONT : LARGE
CENTER : LARGE
SURR. : LARGE
SURR.B :NONE
SURR.B SIZE: ***
LPF/HPF : 80Hz
BASS MIX :*** |
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<SPEAKER DISTANCE>
UNIT : m
FRONT L : 2.89 m
CENTER : 2.68 m
FRONT R : 2.87 m
SURR.R : 3.29 m
SURR.L : 3.29 m
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<SPEAKER LEVEL>
TEST MODE : MANUAL
FRONT L : 0.0 dB
CENTER : -2.5dB
FRONT R : 0.0dB
SURR.R : +2.0dB
SURR.L : +2.0dB
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次に、Audyssey MultEQによる自動設定を行ってみました(下表)。
<SPEAKER CONFIG>
FRONT L : YES REV
CENTER : YES REV
FRONT R : YES REV
SURR.R : YES REV
SURR.B. R : none
SURR.B. L : none
SURR.L : YES REV
SUB W : none |
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<SPEAKER DISTANCE>
UNIT : m
FRONT L : 3.32 m
CENTER : 3.17 m
FRONT R : 3.35 m
SURR.R : 3.41 m
SURR.L : 3.35 m |
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<SPEAKER LEVEL>
TEST MODE : MANUAL
FRONT L : 0.0 dB
CENTER : -4.0dB
FRONT R : -0.5dB
SURR.R : +2.5dB
SURR.L : +2.5dB |
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手動によるデータと、自動によるデータを比較すると、ほぼ一致していると言えます。スピーカー距離が若干異なるのは、スピーカーの発音位置(ボイスコイルの位置)をどこにするかで異なる範囲で、”自動”のほうが正しいです
ネ。日にちを変えてトライしてみましたが、1dBの差で安定していました。
Audyssey MultEQで使用しているテスト波形を分析してみました。時間軸的には10個のバースト波形です。各バースト波は20Hzから20kHz(-3dB/oct)のス
ウェプトサイン波で構成されています(下図)。この波形が各スピーカーに対して順に送られます(FL→C→FR→…)。
ACOUSTIC EQでの補正量は、次のようになりました。但し、周波数補正は一切行っていません。スピーカー調整の参考値として使います。
周波数特性を電気的に補正するのは、好みに合いません。何か問題があって特性が悪くなっているので、それを解決することで特性を良くするべきと考えています。この考え方で、うまく行ってきました。
SR、SLの高域で補正値が大きいのは、リスニング・ポジションが椅子の背もたれの陰になるためと思われます。
MD: AUDYSSEY |
CH: |
C |
FL |
FR |
SR |
SL |
63 Hz
125
250
500
1k
2k
4k
8k
16k |
0.0 dB
-1.0
-3.0
0.0
+3.0
+2.0
+1.0
+1.0
-2.0 |
+1.0 dB
0.0
0.0
+1.0
+1.0
+3.0
+3.0
+4.0
-3.0 |
+2.0 dB
+2.0
+3.0
+4.0
0.0
+4.0
+4.0
+5.0
0.0 |
+3.0 dB
+3.0
+4.0
+3.0
+2.0
+2.0
+5.0
+8.0
+8.0 |
+4.0 dB
+4.0
+4.0
+3.0
+1.0
+1.0
+6.0
+8.0
+8.0 |
こうやっていると、AVアンプと言うのは、オーディオ機器というよりコンピューターのようなものですね。入力された音声信号をデコードしたりディレイを掛けたりし、最後にDA変換して出力します。
これを突き詰めると、プレイステーション3になるのでしょうか。 10年前のAVアンプには、シネマスタジオ“Kim Novak Theater”や、シネマスタジオ“Scoring Studio”の音響
特性を再現するモードがあったり、仮想的にリアスピーカーの音源を定位させるバーチャル3D・モードがあったりで、メーカーごとの特色がありました。
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Panasonic
TH-42PZ800
ハイビジョンプラズマテレビ
PanasonicのTH-42PZ800ハイビジョンプラズマテレビを購入しました(2008年7月)。
長く使っていた(1995年7月購入)三菱製37C−DX2 モニタ・テレビが不調(暗部の緑色が濃くなった)になったことと、世の中のTVが19:4の横長になってきた事などもあり、いよいよ買い換えました。
42型と中途半端な画面サイズですが、大画面はプロジェクタで見れること、今までと同じ高さの画面サイズにすると42型になる、などの理由です。
最近、良く使っているヨドバシカメラにしました。ポイントより現金割引のほうが好きなのですが、最終的に一番安いので決めました。ポイントも使う予定があるので、無駄にはならないでしょうし。
さて、最初に驚いたのは、プラズマ・パネルの後ろに、4コものファンがあり、強制空冷しています。ファンの音は静かで気になりませんが、TV本体の消費電力は大きそうです。
まずは、HDMIケーブル(Panasonic
RP-CDHG70-W 7m長)で、Hitachi
DV-DH500Wに1080iで接続し、BS-hiを視聴。ほとんど違いはありませんが、気持ち、内蔵チューナーのほうが分解能が良い感じです。ほんの僅かです。ケーブルによる差なのか?DV-DH500Wのチューナーの違いなのか判りません。
Blu-ray画質レポート!!。視聴用Blu-rayディスクは、わたしのblogで紹介した"Destiny's
Child - Live in Atlanta"。プレーヤーは、プレステ3。1080pで接続。チャプター27、crazy
in love(YouTube)が最高の演出で必見。画質も最高水準。コンテンツを堪能できます。
ちなみに、内蔵チューナーによる画質に大満足。特に、BS-hivisionの画質には大満足(スタンダードモード使用)。
びっくりしたのは、地上波デジタルの映画放送の画質の良さ《7月7日放送の「007/わたしを愛したスパイ」を視聴》。これは、DVDより高画質。さらに、「字幕→英語」に切り替えるとまったくDVD。それにしても、この映画は1977年制作。デジタル・リマスター版か?。
今までの、アナログTV放送での映画は、まったく馬鹿にして本気では観ませんでしたが、これなら行ける。
画質は、もはや、送り出し側(放送局)のソースの画質次第です。地上波デジタルと言えども、撮影時の画質が悪いと、それなりです。逆に言うと、撮影時の画質の良し悪しがはっきりと見えてきます。Sharp/SONY/PanasonicのTV-CMの画質は最高のクオリティ。ここまで、高画質のコンテンツを送れるという事です。制作者の腕(金)次第か?。
さらに言わしてもらえれば、折角の16:9画面なのに、中身は4:3画像の両脇にテロップを付けただけの安易な放送は、そろそろやめて欲しいです。その割りに、長いCM!。一旦、HDDレコーダに録画して、CMカットで見る人が増えるだけです。
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Victor DLA-HD1 D-ILAビデオ・プロジェクタ
Victor DLA−HD1 D−ILAビデオ・プロジェクタが入荷しました。即納でした
(2007年5月)。
まずは、外観の印象…白のテカテカしたボディは、非常に安っぽい感じ。せめて、半艶消しにしてもらいたかった(黒色も選択可)。
¥60万円もする商品とは思えません。
さらに、レンズキャップが白いポリエチレン製の安物!。プロジェクタは、レンズキャップを付けている時(使っていない時)が一番長いのです。レンズキャップに”Victor”又は”D-ILA”のロゴがあれば、目立つのに、残念。
こんなところが、Victorの売上げ不振の原因かな?
リモコンが、あまりに軽すぎて安っぽい感じ。でも"Lamp"ボタンが蛍光発光になっている所は立派(設計者は使い勝手を知っている!)。
(性能に関係の無いことにけちをつけてしまいました)
第1印象は、評判どうり、黒がしっかりと”沈む”のに感心!。
新プロジェクタの解像度はすばらしい!。Sheryl Crowの眼じわまで見えてしまう。
DVDプレーヤEsoteric UX−3Piと、HDMIケーブル(AudioQuest
HDMI-X/7.5M)で直接接続。
一言で言うと、DVDにここまでの映像が記録されていたのか!…。Blue-RayとかHD-DVDの必要性を感じません。もちろん、古いDVDソースはそれなりですが、ここ2〜3年以内に作成されたソースは、映画館の画質と同等。
100%満足!!
(映画館では、はるかに大きいスクリーンに投影するので、機器の能力として比較は出来ませんが、我が家は100インチ・スクリーンなので、これで十分過ぎるパワー。)
デフォルト設定での画質は、輝度が高め、コントラストも強めですが、これは十分調整範囲内。某プロジェクタは緑が強いため、調整に苦労しましたが、これはデフォルト設定で十分満足できます。
スクリーンは、今までの100インチ(4:3)を使用しているため、4:3の映像を表示するときは、今までよりも小さく表示されます(80インチ相当?)。
16:9の映像を投射すると90インチ相当。
いまどき、4:3の映像は少ないのですが、やはり欲しくなるのが、120インチ(16:9)・スクリーン。これなら4:3映像で
も、以前とほぼ同じサイズで投影されます。
DLA-HD1なら、120インチ(16:9)・スクリーンでも行けそうだけど、我が家の場合、スピーカーが隠れてしまうので、サウンド・スクリーンの導入か?。
イーストンのE2SはTHX認定。でも、高そう!。
……UX−3 Piの試聴記もご覧ください……
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Kikuchi MTSR−100P
100インチ(4:3)スクリーン
100インチ(4:3)スクリーンの大きさは、写真を見てください。BritneyのDVD Shotをはめ込み合成してみました。
(Java
Appletが必要。画面が動かない場合、Javaをインストールしてください)。
特に、スピーカの大きさとを比較すると、その大きさがわかります。
100インチの液晶プロジェクタの画質の分解能は素晴らしいものです。これは、大きさ故に成し遂げられるレベルです。人間の視力の限界もあって、小型のディスプレーでは仮に分解能が高くても、認識するためには拡大鏡が必要になってしまいます。
また、THXでは視聴距離に応じてスクリーンサイズを選ぶよう推奨しています。詳細はココ。
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アキュフェーズ C−220 ディスク・イコライザー
アキュフェーズ C−220 ディスク・イコライザー(中古)を、またまた、Yahoo!のオークションで購入しました(2002年3月)。
1979年製……まずは、オーバーホール。内部の掃除から始めます。
次に、発信器、オシロを使ってラフに動作チェックを行います。音質は測定器で判断できないので、故障していないか?の確認程度です。
次は、リレーなどの接触不良の起こりやすい部品を重点的にチェックします。接触不良には、CRC
5-56を塗ります。塗ると言うより、CRCで汚れをふき取る感じで行います。やや、ざらついた紙片を接点と接点の間にはさみ、その紙片を前後左右に動かします。これで接点はピカピカ。
付けすぎは逆に接触不良を招きます。また、カーボン入りの復活剤は、メッキや接点を傷つけるので、好ましくありません。
その後、十分なヒートランを行います。中古品は使っていなかった時間が長いことも想定できるので、念入りにヒートランを行います(10時間程度)。出力段のアイドリング電流が大きいため、発熱量も小型パワーアンプ並です。
その後、おもむろに、聞きなれたソースを使って音質を評価します。その際、第一印象が大事です。第一印象で、違いがわからないと言うことは、「違いが無い」ということです。
さて、C−220の評価は………SONY
TA-E9000ESプリアンプとの差が感じられません。(逆説的な表現で、いかにE9000ESが良い音を出すか!)
古いものなので、何か不具合が見つかります。C−220はイコライザーのコンデンサがショートしていました。
そのときに、回路図を部分的ですが起したのでUPします。Accuphase
C−220のブロック図、及び回路図(一部)。
なお、この回路図は修理に際し、必要な部分のみを作成したものです。間違いなどの可能性もあります。使用に際しては充分注意願います。
修理技術・ポリシーについて →→ここをクリック!
ところで、ディスク・イコライザーは、プリアンプではなく、アナログディスク入力しかないことから名付けられています。つまり、CDも、Tapeも接続できません。
でも、高級な部品を多用しています。結合用コンデンサーは、もはや入手不可のSOSHIN製フィルム・コンデンサ。貴重品です!
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アキュフェーズ P−266 2channel パワーアンプ
アキュフェーズ P−266 パワーアンプ(中古)を、またまた、Yahoo!のオークションで購入しました(2001年5月)。
1983年発売開始で、当時¥22万円もするものですが、なんと¥10,000で購入できました。(修理部品代を考えると、安いとは言えないかな?)
それは、片チャンネルがまったく不良のジャンク品のためです。片チャンネルのパワーFETが全部すっ飛んでいて、プリント基板のパターンの一部は、焦げていました。部品も古いものなので、入手に苦労しました。
パワーFETは、米国の半導体専門販売店TECHSONIC
から、輸入しました。ここは、かなり古い部品を在庫しています。勿論、FETは日本製です。さらに、小信号用のトランジスターは、サトー電気の通販で購入しました。
やっと、NEC製トランジスター・アレーのUPA74Vが、テクニカルサンヨーで購入できました。四方八方手を尽くして捜してもらいました。修理に約1か月を費やしましたが、部品待ちがほとんどでした。
愛読書の一つである「無線と実験」誌のP-266/C-222紹介記事はここ、P1、P2、P3。
さらにおまけで、Accuphase P-600の紹介記事はここ、P1、P2。
ここをクリックすると、Accuphase
P-266の回路図を表示します。
なお、この回路図は修理に際し、必要な部分のみを作成したものです。間違いなどの可能性もあります。使用に際しては
自己責任でお願いします。
修理技術・ポリシーについて →→ここをクリック!
アキュフェーズは電源トランスと電源部のコンデンサーに物量を投入しています。P−266のコンデンサーは、22,000μF63WVです。これを、左右別々に計4個使用。アキュフェーズは、22,000μFがお好き!
さて、音質は、P−300Xに比べると、わずかですが繊細で高域よりの音質です。P−300Xのパワフルな低音が好きです。この特性を生かしBTL接続で、5.1chのセンタースピーカ用に使用しました。映画のセリフが非常にはっきりする様になりました。さらに、左右スピーカとのつながりも良くなりました。……さすが、Accuphaseのアンプです。
購入後、約10年、製造後25年以上経過したので、オーバーホールをしました。と言っても、電解コンデンサーの交換です。
ニチコンのオーディオ用コンデンサー(KZ,KW,FG)に交換しました。
大型コンデンサー(1000μF100V)では容量の減少はほとんどありませんでした。中型コンデンサー(220μF100V)では、10%程度の容量減、小型コンデンサー(22μF25V)は20%程度の容量減でした。メーカーはELNAです。小型コンの方が、シールが難しいのか、電解液のもれ(蒸発)が多いようでした。
電源部のコンデンサー(22,000μF63V)については、リップルを測定したところ100mVpp程度だったので交換しませんでした。(Nov.22
2010)
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アキュフェーズ P−300X 2channel パワーアンプ
アキュフェーズ P−300X パワーアンプ(中古)を購入しました(2001年1月)。
1981年発売当時¥29万円もしたものですが、¥65,000で購入できました。
まったくの完動品で、前の所有者が大事に使っていたようで、内部まで非常に綺麗な状態でした。
P−300シリーズは1973年から18年にわたり製造されたので、末尾がP−300→P−300S→P−300X→P−300L→P−300Vと変わりました。
P−300X以降から、あのAccuphaseの音が確立しました。それまでは、アメリカンな大味でした。アキュフェーズ製品の歴史はアキュフェーズの英文サイトにあります。
さて音質は、SONY TA−N9000ES パワーアンプも高い評判ですが、それを一回り上回り、低域・高域ともに広がったように感じます。分解能・S/Nも良くなりました。最高!アキュフェーズのファンになりそうです。
古いものなので性能を心配していたのですが、問題ないようです。新品時と比較は出来ませんが!
さらに驚くことに、JBLのスピーカは、この変化にも忠実に応えてくれました。
**ある、オーディオマニア(アキュフェーズの大ファン)からのコメントです**
>
アキュフェーズは4年前(1997年)くらいからカレントフィードバックになって、全帯域に癖がなくなりました。
>
それ以前は中高音域に僅かですか、輝き感を持たせてそれがアキュフェーズ独特の個性でした。
>
ただし、フルオーケストラでそれが癖として好き嫌いが分かれるところでした。
> (気品と見るか、いらない化粧とみるか)
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セイデン 5.1channel用 アッテネータ
(パッシブ・プリアンプ)
セイデン製のロータリースイッチを使用した、5.1channel用アッテネータを作成しました。(2000/10/16)
(有)タキオンで、スイッチと音響用金属皮膜抵抗セット(多摩電気 エレクトームEF 1/4
W)を購入しました。抵抗はセットなので半田付けををするだけですが、5.1ch用だと132本になります!。(2ch用アッテネータはEIFLなどから市販されてますが、5.1ch用は無いようです)
スイッチはセイデン
SD−32NEG 6段−6回路−22接点(写真右)を使いました。オーディオアッテネータ用に設計されているため、回転トルクも軽く、高音質です。やや小型のため抵抗の取付に苦労しました。一回り大型のSD−42が組み立て易そうです。
アルミケース(MB-12)とパネル用銘木(紫檀)は東急ハンズ、シールド線はモガミ電線NEGLEX2511を小柳出電気で購入。(やはり、NEGLEX2497にするべきだったかも!)。でも、その後BELDEN
89272(青色)に変更しました。
銀入り半田、RCAプラグ(PR-118-W)、RCAジャック(RJ-200RT)は秋月電子で購入しました。
L−ch,R−chのRCAプラグは、米国CMC社の高級品を奢りました。香港のvt4c.comから購入。運賃が安いのが魅力です。
自作は面倒くさいと言う方にはGoldpoin製を購入するのも選択肢。
………回路図はここをクリック!
DVDオーディオは192kHz/24bit/2ch〜96kHZ/24bit/5.1chのデータを圧縮なしでアナログ出力するので、AVアンプでは結果的ににダウン・ミキシングあるいは、ダウン・サンプリングされてしまいます。
そこで、アッテネータを経由して、DVDプレーヤの出力を直接メインアンプに入力します。これで、DVDオーディオも万全!
ただし、映画鑑賞に関しては、純粋に音が良ければ良いと言うものではないため、TA−E9000ES AVコントロール・アンプを使っています。
DVDオーディオ、特に96kHZ/24bit/5.1chの音質は素晴らしいものです。
たとえて言えば、厚化粧美人と素肌美人の差(どちらも素敵です!)。
臨場感、定位は、DolbyやDTSで圧縮したものとは異なり、素晴らしいものです。(我が家のスピーカは48kHzの音は再生できませんけど!)
20kHz近辺までは、位相も回らずにしっかり再生しているのか?、圧縮していないためか?理由は不明ですが、良いことは確かです。
また、アッテネータが純粋なパッシブ素子だけのため、クリアな音を出します。
欠点は、負荷インピーダンス(メインアンプの入力インピーダンス)が異なると、音量バランスがアッテネータ位置によりわずかに変わることです。メインアンプが1台(1種類)の場合、問題は出ないのですが!(早速、バッファの製作に取り掛かりました)
(その後、音色統一のためにアンプをすべてアキュフェーズに交換。結果、入力インピーダンスは統一されました。2003年)
ちなみに、DVDオーディオのサンプル版PIONEER SUPERSOUND VOL.2に入っている「トッカータとフーガ ニ短調」と、市販の[天来の響、オルガンの新世界]の「トッカータ……」と、音質が異なります。[天来の響…]の方が、高音質!。
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