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最終更新日: 2011年06月08日 

趣味・AV−技術資料

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bulletAVシステム 選択ガイド

オーディオ・システムの購入検討で困ったら、次のチャートで最適なシステムを選択して下さい。
(回答ボタンにマウスポインタを合わせて下さい。でも、回答内容は、ほとんど冗談です!)



hivi_8.gif(オーディオ誌 HiVi)av-review.jpg(オーディオ誌 AV-Review)


もっと真剣に検討するのであれば、これらの本(写真:右)を読んで勉強してください。
さあ、泥沼への一歩を踏み出そう!
とりあえず…
AV Review誌のホームページへは、ここをクリック!
HiVi誌のホームページへは、ここをクリック! 

bulletスピーカー/アンプの接続方式

スピーカーとアンプとの接続(結線)方式のうちの、バイ・ワィアリング(Bi-Wiring)方式と、バイ・アンプ(Bi-Amplifier)方式を下図に示します。
ここで注意して見て欲しいのは、スピーカーとアンプの間にLCフィルターが入ることです。
下図では、Hi(High Pass Filter)、Lo(Low Pass Filter)と記されています。
このフィルターの性能が、スピーカーの性能のボトル・ネックになる場合があります。
スピーカのインピーダンス特性は単純でないため、LCフィルターが好ましい存在ではなくなります。
さらに、高音用スピーカーにホーンスピーカーを使う場合、レベルを合わせるために、スピーカーとアンプの間にアッテネーターが入ることです。スピーカー側から見た、ドライブ・インピーダンスの増大をまねきます。

バイ・ワィアリング方式では、1チャンネル当たり2組のケーブルを使うだけなので、低コストで効果を得られます。
バイ・アンプ方式は、1チャンネル当たり2組のケーブルと2台のパワーアンプを必要とするため、コスト的には不利になります。どちらの方式でも、スピーカの端子(Terminal)にHi/Loの端子が必要です。最近の高級スピーカはこれらの目的で、Hi/Lo端子を装備しているものが増えています。

       

さらに、これらの方式をさらにすすめたのがマルチ・チャンネル(Multi-Channel)ドライブ方式です。
どの方式が優れているかは、議論の対象ですが、アンプとスピーカーの組み合わせにもよります。
なお、最近は5.1Ch.方式もマルチ・チャンネルといいますが、これとは異なります。
マルチ・チャンネル(Multi-Channel)ドライブ方式を下図に示します。

ここでのポイントは、、スピーカーとアンプの間にLCフィルターが入らないことです。
かわりに、チャンネル・デバイダ(Channel Divider)が必要になります。
技術的には、これを越える方式が無いという意味で、最高の方式です。
しかし、コスト的には最悪であり、さらに調整を行う上で、非常に難しさがあります。中途半端な調整のマルチ・チャンネル方式は、他の方式以下の音になります。また、中途半端なコストでは、他の方式に負けてしまいますが、最高の音を求めるのであれば、この方式がBestです。
コストを考えた場合、あえてマルチにせず、チャンネル・デバイダと2台目アンプの資金を、良質(高額)なスピーカー、アンプに廻すほうが良い場合もあります。

さて、このサイトでも使われているAWGとは、電線の太さをあらわす単位です(American Wire Gage)

AWG

8

10

12

14

16

18

20

22

24

26

28

30

芯線径(mm)

3.2

2.6

2.0

1.6

1.2

1.0

0.8

0.65

0.5

0.4

0.3

0.25

公称断面積(mm2)

8.0

5.5

3.5

2.0

1.25

0.75

0.5

0.3

0.2

0.13

0.08

0.05

 

bullet自作スピーカー・システム、マルチ・チャンネル方式の調整ヒント

スピーカー・ユニットを買ってきて、スピーカー・システムを自作する場合、あるいは、マルチ・チャンネル・ドライブ方式の調整を行う場合の注意事項があります。
まず、生の音楽を、できれば音響特性の良い場所で、たくさん聞いて、自分の耳を教育することです。
トレーニングされた自分の耳なしでの調整は、不可能です。
最終的な音の良し悪しの判断は、自分の耳で行います。

補助的にFFTアナライザーを使います。あくまで、調整を間違いなく、迅速に行うためのツールです。
目安程度にします。周波数特性を平坦に使用などとは、けっして考えないでください。
また、測定用マイクロフォンの位置によって、大幅に測定結果(ピーク、ディップ)が変わります。
基本的には、リスニング・ポイントで測定しますが、無響室では無いのでピーク、ディップが存在し、変化します。
いずれにしろ、大まかにスピーカーのレベル調整、位相調整を行います。

最近は、パソコンで、FFT音響分析が簡単に行えるようになりました。30年前のFFT分析器は、ラック1本分の大きさで、価格も¥1,000万を軽く越えていました。
FFTの歴史を詳しく知りたい人は、ココをクリック!。
パソコン、サウンドカードとマイクロフォンがあれば、WWWサイト(Cool Edit等)からソフトをダウンロードして、FFTアナライザーの完成です。WaveGeneWaveSpectraソフトウェア もお勧めです。
マイクロフォンは、コンデンサー型なら、安いもので十分です。最近のコンデンサー・マイクロフォンは特性が良いことと、その特性が問題にならないほど、部屋の特性は、ピーク・ディップがあります。
WWWサイト(Cool Edit 現在はAdobe Audition)は、このホームページの「お気に入りのサイト」ページを参照してください。

参考に、測定結果例を示します。
  (注)赤線は、使用したマイクロフォンの特性です。測定結果を補正する必要があります。
jbl_r5_log.gif (FFT分析例)


必要性は別として、さらに正確に測定したい場合、マイクロフォンは-音場測定用マイクロフォン-NEUTRIK Type3382をお勧めします(写真・下左)。音場測定用とはいえ$300程度で購入できます。3382はコンデンサー型なのでファンタム電源が必要になります。お勧めは、BEHRINGER MX602Aアナログミキサーです。ちなみに、私はYahoo! Auctionで3382定価\47,500を\10,250._、MX602Aを\6,250で購入しました(写真・下中)。
さらに低価格の無指向性測定用マイクでは、BEHRINGER MICROPHONE ECM8000があります。サウンドハウスで\5,500-在庫-でした(写真・下右)(2004年2月)。
各種スピーカの周波数特性測定結果はここ

NEUTRIK_3382_Mic.jpgBEHRINGER_Mixer.jpgECM8000.jpg

RION_LR01E.jpgさらに蛇足になりますが、リオン製ハイスピード・レコーダ LR−01Eを、Yahoo! Auctionで購入しました。なんと、¥210._でした。それでも、1名の方と競争のうえ落札した金額です。ペン式のレコーダで、過ってのB&Kと同じ方式です。
このメリットは、オーバーオールのレベルを記録できることです。5.1chにもなるとスピーカのレベルあわせにも苦労します。さらにDVDの設定、SACDマルチとなると、レベル合わせだけで1日仕事です。FFTは分析が主なので、結果が細かすぎて判断に迷います。そんな時、ペン式レコーダなら、答え一発!(もちろん、テスト用CD/DVDが必要です)。
レベルは25dB/50dBフルスケールでリニアリティは正確ですから、レベルメータの代用にもなります。

WWWですごいサイトを見つけました。なんと、JavaScriptでスピーカ・エンクロージャを設計してしまいます。 他にも、LCフィルターの設計やスピーカ測定プログラムもあります。http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/index.htmです。マニアは必見!!

最近では、iPhone/iPod Touchのアプリで、"SPL Meter/Studio Six Digital"や"Ultimate Ears app"や"SPLnFFT Noise Meter"があります。bs-spectrumも安くて良さそうです。試して見たいですネ(Apr.2011)。

 

bulletAVシステム・作成資料

忘れっぽいので、できるだけ図面や文書に書くようにしています。
その時は覚えていても、必要になった時(数年後や十数年後に必要になる)は、すっかり忘れています。最近は、記載したファイル名も忘れてしまうので、パソコンで”検索”ばかりしているので、大事な資料はサーバーにアップロードしました。
旧オーディオ製品のカタログ・資料は、ココにあります。

これらの文書や図面の著作権を放棄しませんが、コピーや転載は自由に行ってかまいません。ただし、文書の間違いや記述不足などにより発生する問題には、一切責任を取りません。自己責任で使用ください。
<All data is provided "as is". Not responsible for errors or omissions.>
 

内容

ファイル /ページ

サイズ(kByte)

自作6RA8真空管アンプ回路図 p1 97〜
自作アッテネーター・プリアンプ p1 240〜
KENWOOD L-08CPS 回路図 p1 65〜
Accuphase M-100 回路図 p1 196〜
Accuphase P-266 回路図 p1 104〜
JBL HC-1000 回路図 p1 71〜
LUXMAN MQ-36 回路図 p1 156〜

 

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